水溶性クーラント希釈を工業用水から電解アルカリイオン水への置き換えによる現場改善
クーラント液の交換頻度削減・作業環境改善!!
背景
お客様の工作機械に使用されているクーラント液がバクテリアの繁殖により腐敗臭を発生させていた。
工場内は腐敗臭が充満しており、社員は悪臭環境の中で作業をされており、1日仕事が終わると作業者の服や髪にクーラント液の腐敗臭が移っていました。
特に夏場は腐敗臭が強く、作業環境が悪いとのことでした。
クーラント液を交換しても腐敗する期間が短いため、液交換をする頻度が多く、作業に手間や時間の負担がかかっておられました。
お客様のご要望
お客様よりクーラント液の希釈水に使用している工業用水を電解アルカリイオン水に変えることで、クーラント液の劣化がどの程度改善できるかをトライをしたい!との強い要望がありました。
また加工精度や材質による影響があるかどうかも確認していきたく、どのようにトライをしていけば良いのか相談したいとのことでした。
当社からのご提案
お客様に電解アルカリイオン水クーラント希釈システムのアクーラを提案させて頂きました。
クーラント液の腐敗においては、お客様と同じ環境で試験を実施することは難しいのでデモ機をレンタルして頂きました。
そして、お客様にてクーラント液の劣化や加工精度、加工対象物の材質等に影響があるかどうかを実際ご使用しながら確認して頂くことにしました。
デモ機をレンタルして頂くに当たり、電解イオン水の原水について、お客様の工業用水が適しているかどうかを当社で水分析をさせて頂きました。
また、電解アルカリイオン水希釈のクーラント液にすることで、発泡性等がないかどうかも簡易的に試験を実施させて頂きました。
水質検査及び、クーラント液の希釈の事前確認において問題はなく、工作機械を清掃した上でデモ機を数カ月間レンタルして頂きました。
電解アルカリイオン水希釈のクーラント液をしている工作機械は工業用水希釈のクーラント液を使用している工作機械よりも液の腐敗が少なく、レンタル期間中は液交換せずに電解アルカリイオン水の補給のみでご使用いただけました。
加工精度や材質による影響は従来と変わらず悪影響は見られず、アクーラ(ACOOLA)を導入して頂きました。
お客様の声
お客様より従来と比較して下記の①~③の好評を頂けました。
①特定の機種で腐敗臭が非常にきつかったが腐敗臭がなくなった。
②電解アルカリイオン水クーラント希釈に変更後、工作機械の内部が綺麗になり、錆の発生が抑制できた。
③の効果もあり、年間のクーラント液の交液回数が減った。
お客様には今年(2023年)においてアクーラ(ACOOLA)を2台目ご購入頂いており、2台目のアクーラの設置時にお客様へ訪問させて頂いた際、導入前よりも随分と職場環境が改善されていました。
DATA
製品カテゴリー | アクーラ【ACOOLA(電解イオン水生成装置)】 |
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業種 | 自動車 |
対象物 | 工作機械部品 |
材質 | 鉄 |
対応エリア | 東海地区 |