電解アルカリイオン水洗浄による溶接の品質向上を実現!
電子ビーム溶接前の洗浄に採用!!
背景
電子ビーム溶接前のボンデ除去の洗浄に、アルカリ洗剤を用いて洗浄を実施されていました。
アルカリ洗剤の洗浄では洗浄不足によりアルカリ洗剤洗浄後に残留物(ボンデ、油分、洗剤成分)が多く製品に付着していました。
その残留物が、電子ビーム溶接でブローホールやピットなどの溶接不良の原因となっており困られておられました。
お客様のご要望
お客様よりボンデ成分の100%除去は難しいと思われるが、油分や洗剤成分を極力少なくしたいとのご相談がありました。
ワークに付着している残留物を減らし、洗浄品質の向上により溶接不良を削減したいとのことでした。
当社からのご提案
お客様に当社の電解アルカリイオン水による洗浄をご提案させて頂きました。
先ず、当社において電解アルカリイオン水で洗浄試験を実施しました。
ボンデが概ね除去でき洗剤成分がワークに残らないことから、アルカリ洗剤よりも良好な仕上がりを得ることができました。
また洗浄機の仕様においては、超音波による騒音を防ぐために槽に防音対策を実施しました。
電解アルカリイオン水は、アルカリ洗剤よりも超音波による騒音は小さいですが、更に騒音を抑えることができました。
お客様の声
電解アルカリイオン水洗浄は洗剤と比較して油水分離性が良く、洗浄性が安定しており、溶接不良の削減ができたと喜んで頂きました。
また、電解アルカリイオン水を他社製の洗浄機にも供給して洗浄をされているとのことです。
洗剤の購入費用や産廃費用がランニングコストの低減につなげることができました。
DATA
製品カテゴリー | インデックス式超音波洗浄装置 |
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業種 | 自動車 |
対象物 | ドラムクラッチ部品 |
材質 | 鉄系 |
対応エリア | 北陸地区 |