高橋金属株式会社

Environmental Products環境商品事業

用語集

膜処理

膜処理とは、微細な孔を持つ薄い膜を使用して、液体やガスから特定の成分を分離・除去する技術を指します。産業用の水処理や食品製造、製薬分野など、さまざまな用途で使用されており、精密な分離が必要な場面で特に効果的です。膜は、物理的なフィルターとして機能し、対象物質を透過させる一方で、不要な成分を遮断する役割を果たします。

膜処理技術には、主に逆浸透膜(RO)、ナノろ過膜(NF)、超ろ過膜(UF)、およびマイクロフィルター(MF)などの種類があります。逆浸透膜は、水分子を通過させながら、溶解した塩や有害物質を効果的に除去するため、海水淡水化や超純水の製造に利用されます。ナノろ過膜や超ろ過膜は、より大きな分子や細菌を除去するために使用され、飲料水の処理や食品製造工程などで用いられます。マイクロフィルターは、さらに大きな粒子の除去に適しており、濾過の前段階としても活用されます。

膜処理の利点は、化学薬品を使用せずに高い分離能力を発揮できる点や、省エネルギーで環境負荷が少ないことです。これにより、エコロジー的な観点からも注目されています。また、非常に高い精度で異物を除去できるため、製品の品質を向上させることができます。膜の材質には、有機系ポリマーやセラミックが使用され、使用目的や処理対象によって選定されます。

一方で、膜の孔が目詰まりしやすいという課題もあり、定期的なメンテナンスが求められます。目詰まりを防ぐためには、前処理として粗い異物を取り除く工程が必要です。膜の寿命や性能は、使用環境や対象物質によって異なりますが、定期的なメンテナンスや交換により、長期的な運用が可能です。

膜処理は、産業界全体で幅広く利用されており、特に水資源の有効活用や環境保護の観点からその重要性が増しています。

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